真北を知る

昨日、北側斜線のことで、真北をどうやって確認するかについて調べていましたら、思わぬ深みにはまってしまいました。

皆さん磁北と真北が福井だと7度ほど西にずれていることはご存知だと思いますが、北側斜線制限ギリギリを追求しようとしたとき、真北はどうやって確認するのか。現地で磁北を確認して、現地の緯度経度から、真北とのズレ角を計算し、それを書き込むということで今までやり過ごしてきたわけですが、この現地で磁北を測るというのは、結構誤差が出るんですよね。磁場の問題とかありまして。

で、調べていると太陽の影を現地確認してその時刻と角度から割り出す方法があることを知ったのですが、これがまた、南中時刻というのは地球の公転は、楕円であるため、微妙にずれるらしい。なんやら天文学の話になりまして、均時差とか、視赤緯とか、高校時代に地学で勉強したかもー というのが計算式に絡んで、さらには、太陽の右側左側のどちらを望遠鏡で覗くかとか、すんごい微妙な話題に及んでいくと、うーん、やっぱり、真北測定器っていう機械に頼ろうかと思いました。

こいつも6万円くらいします。が、意外とアナログで、そもそも水平な板の上にこの機械を載せてというところで、結構水泡管の誤差とか大丈夫か、ってな感じですし、鉛筆で太陽の影をなぞるというところでも結構誤差出そうなので、あんまり正確ではないんかなと思いました。

ちなみにプロの測量士さんに頼むと1回6万円かかるらしいです。

悩ましいですね。

結局結論としては、そんなギリギリの設計はするもんじゃないということですかね。

とりあえずamazonで、理科年表2013年版を購入しました。

日影図とか描く時のためにきっと役に立つ!ハズ・・・